疑問符と感嘆符

平坦な日常を這うように生きる者の記録

マンガという文化

今日はマンガという文化が、どうしてこれほどまでに日本で発達したかということについて考えたいと思います。

 

結論から述べてしまえば、「日本には絵のうまい人が非常に多かったから」だと思います。

 

なんじゃそら、とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、冷静に考えてみてください。日本は明らかに絵のうまい人が多いです。僕は外国に行ったことがあるわけではないし、ちゃんとかぞえたわけではないですが、多い。

 

思い出してみてください。

クラスに2~3人くらいはだいたい絵がめちゃくちゃうまい人っていましたよね?絵のタイプによっては隠していた人もいたでしょうから、潜在的な人数はもっとたくさんいます。クラスの人数を大体30~40人くらいだと考えると約1割の人はかなり絵がうまいということになります。日本の人口は1億を超えていますから、絵のうまい人は1000万を超えているはずです。

 

絵をかくのがうまい人が多ければ多いほど、その中の絵がうまくかつ物語を作るのがうまい人の人数も増えていきます。実際技術を極める過程というのはどんな技術であろうと意外と変わらないものですから、絵を描く技術を極めた人はほかの人に比べ物語を作る技術を修得するのに費やさなけらばならない労力は少なくなるでしょう。

 

それだけの人数絵がうまい人がいるのはなぜでしょうか?

 

これは前に聞いたことなのですが、日本は昔から紙と筆記用具が非常に安価に手に入ったようです。これが絵を描く習慣につながったということですね。少し話はずれますが寺子屋等の配備がかなり良かったのも、紙の値段が低かったことに起因しているかもしれません。

 

ではどうして紙が安価で手に入ったのか?それは多雨傾向の気候のためだと考えます。降水量の多い気候は、災害等もありますが、それを補って余りあるメリットがやはりあるということですね!

 

ということでちょっとマンガという文化が日本に根付いた理由について考えてみました。といっても絵のタッチの独自性であるとか、物語作成の傾向であるとか書けてないことのほうが全然多いのですが、それはまたおいおい書いていけたらと思います!